blog.hekt.org

ここでやる意味

──ってあるのかなあ、と思った。

一昔前だと、何かを公開しようと思ったら、無料のレンタルサーバーのスペースを借りてホームページを公開、というのが普通でしたが、今はいろんな種類のサービスがたくさんあって、たとえば画像だったらFlickrとかフォト蔵、動画だったらYoutubeやニコニコ動画、テキストだったらブログサービスというように、無料で簡単にいくらでも公開できるわけです。それらの活動をまとめるようなプロフィールサービスもあります。ファイルサーバーだってそれ専門のものがあるし、あるいはアップローダーやMediaFireのように、無責任にどんどんファイルをアップロードしてあとはしーらね、というようなこともできます。やらないけど。

そういうところを利用すれば、それぞれの形態に最適なインターフェイスで操作ができますし、あちこちにファイルをアップロードすることで、データ損失のリスクを分散するという面でのメリットにもなります。こういう状況において、独自ドメインとサーバースペースは年4,000円も払ってまで得る価値のあるものなのかな、と。それだけ払うなら、それぞれのサービスの有料アカウントに充てれば、たいていの場合無制限のストレージを得ることができますから。

利用の仕方についても、現状ではブログとしてしか使っていませんし、こういうような場所って、たとえばWebサービスの開発だとか、もっと特別なことをやりたい人が使うべきですよね。youtube.comとかflickr.comと同じ器(というにはサーバースペックとか自由度に差がありすぎますが、独自ドメインという意味で)なのに、やっていることに差がありすぎて情けなくなってきます。

とはいえ、HTMLやPHPやJavaScriptやPerlやCSSなどの知識を(その理解度に差はあれど)得られたのは、自前で好きなように使えるスペースがあったおかげですし、現在までこういう場所で運営していたことは後悔していません。それに先月契約を更新したばかりなので、今すぐどうこうする気もありません。このユニークなURIの中に残しておく価値のある情報がいくつかはあるという自負もありますし、もしそれらがほとんどの人にとって無価値でも、一度公開したものはできるだけ削除しないほうがいいと考えています。(記事をどんどん削除/移動していく新聞社はくたばれ。)

ただ、もう少し長いスパンで、今後どうしようかをちょっと考える必要があるかもしれませんね。月にすると300円ちょっとで、ファイターズの携帯公式サイトの情報料と同程度といってしまえばそれまでですが、メールもほとんどGMailしか使ってないし、もうこれまでに取ったhektorgというアカウントネームのアイデンティティとしての意味しかない気がします。まあhekt.orgという字面は結構気に入ってるんですけど。